2020年の日本咀嚼学会・第31回学術大会は、web開催によるヴァーチャルコングレスとなりました(開催期間: 10月24日・金〜11月20日・金)。そのプログラムのなかで、『「噛むこと」取り組みご紹介 〜咀嚼回数・噛み応えの研究を中心として〜』と題した学術セミナーが開催されました。 和洋女子大学柳沢幸江教授による「食品噛み応え表とその応用研究展開」についてご紹介します。

よく噛んで食を楽しむ ―食品物性・かみごたえと発展研究-(柳沢幸江)

健全な食生活の実践や、健康寿命の延伸のためには、食事を楽しみ、よく味わって、よく噛むことは重要です。
本発表では、日本における「よく噛むこと」の普及について、食生活指針および食育推進基本計画の目標及び実態や、よく噛む生活習慣はより健全な食生活の実践につながることを実証する統計データについて解説した後、咀嚼を意識し、咀嚼量を増やすことを目指す食事の社会的な普及活動のツールとして、物性により食品分類を行った「食物かみごたえ早見表」、および、それに続く「料理別咀嚼嚼回数ガイド 」の編纂・研究経緯について、さらには、高齢者におけるフレイル予防と噛むことの意義について解説します。

柳沢幸江先生

1992年 女子栄養大学博士後期課程修了 博士(栄養学)
1994年 和洋女子大学 講師
2007年 和洋女子大学 教授
2016年 和洋女子大学 家政学部長 
2020年 和洋女子大学大学院 総合生活研究科長(現職)